エビデンスに基づいた育児支援プロジェクト

ペアレンティング・サポートプロジェクト(ペアサポ)

核家族化や近隣者との関係の希薄化などにより、育児ストレスや育児不安を抱えるママやパパが増加傾向にあります。特に、この数年は新型コロナウイルスの影響で、そのストレスもより一層深刻化しています。そんなママやパパに寄り添い、サポートをという想いで、ペアレンティング・サポートプロジェクトは活動を進めています。

ペアサポプロジェクト第3弾

子育てを楽しめるまちづくりを実現するためのストレスリリースイベントの提案
-母親のメンタル&フィジカルのケアが可能な運動プログラムの構築に向けて-」

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ペアサポプロジェクト第2弾 (2021年7月~2022年2月)

令和3年度UDCBK社会実験準備事業等の助成を受け、「子育てを楽しめるまちづくりを実現するためのストレスリリースイベントの提案―育児ストレスサポートシステムの構築に向けて―」を実施しました。

調査Ⅰ:20名のママやパパを対象にして、ストレスとの付き合い方に関するミニレクチャー&日常生活の中に取り入れられるストレスリリースを体験できるイベントを開催しました。このイベントの様子は、2021年10月22日の読売新聞「しが県民情報」にも掲載いただきました。

調査Ⅱ:調査Ⅰに参加いただいたママやパパを2群に振り分け、介入群の方々には独自に作成したマインドフル・コーピング手帳を配布し、1ヶ月間、日々の生活の中の自分の状態への“気づき”を記録してもらいました。コントロール群の方々には、通常通りの生活を送っていただきました。

今回の事業にご協力いただいた皆さまには、多くの方から満足したとのご意見をいただき、イベントで体験した内容を家庭で継続して実践されている方も多数いらっしゃいました。

また、参加者の方々からは、「今後も同様のイベントを継続して実施してほしい」とのお声をいただきました。

なお、調査Ⅰ・調査Ⅱの効果検証の結果については、今後学会や学術論文として広くご報告させていただきます。

ペアサポプロジェクト第1弾 (2020年7月~2021年2月)

令和2年度UDCBK社会実験準備事業等の助成を受け、「子育てを楽しめるまちづくりを実現するための育児ストレスサポートシステム開発に向けたニーズ調査」を実施しました。

調査Ⅰ:20名のママやパパに参加いただき、育児ストレスを主観的かつ客観的に調査しました。主観的なストレス評価には質問紙を用い、客観的なストレス評価には日々の生活の中で蓄積されるストレスを評価するために、毛髪に含まれるストレス関連物質を評価しました。

調査Ⅱ:調査Ⅰに参加いただいたママやパパに、調査Ⅰの結果をフィードバックし、その後ミニレクチャー&グループワーク(子育ての悩みのシェアリング)を実施しました。

今回の事業にご協力いただいた皆さまには、概ね満足いただき、自分のこれからの生き方に役立つ部分があったとも感じていただけました。

また、今後の展開として、参加者の方々からは、以下の要望をいただきました。

①継続的なイベントの実施・規模の拡大

②仲間と共に参加をするイベントやワークショップ形式で同じ立場にある子育て中の保護者同士が繋がることが出来る仕組み

③ケアに特化したイベントの要望

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